携帯HDDオーディオプレーヤー
先日、念願の携帯HDDオーディオプレーヤーをついに購入した。
半年間悩んだ上での決断。
購入したのは、
巷で売れているアップル社のiPodではなく、
ソニーのネットワークウォークマン(以下、NWW)だ。
今回購入するにあたって、
iPodにするかNWWにするかで、かなり悩んだ。
インターネットや雑誌の特集によると、
パソコンのマック同様、
操作性においてアップル社のiPodに定評があるようだ。
iPodが海外でシェアを独占できたのも、
複雑なボタンを無くし簡単な操作を実現したからだという。
確かにデザイン的にも洗練されていて、
従来の携帯オーディオとは一線を画している。
また、iPodでは、
独自のAACフォーマットを使い128kbpsのビットレートで圧縮しているが、
NWWでは、
やはりソニー独自のATRAC3plusフォーマットで
48kbpsのビットレートで圧縮していると書かれていた。
どちらの音質が良いか考えたとき、
単純に圧縮率の高低で比較される場合が多い。
ソニーの方が圧縮率が高いので音質が悪いということになる。
保存できる収録曲数も気になる。
私はCDを優に1000枚以上持っているので、
そのうち、アウトドア用のCDだけでも500枚はある。
これらを全て収録できればいいのだが。
発表されたデータによると圧縮率の関係から、
iPodの20GBモデルでは、
AACフォーマットで圧縮した楽曲が5000曲保存できる。
(CD約350枚に相当)
NWW(20GB)には、
ATRAC3plusフォーマットで圧縮した楽曲が、
1万3000曲保存できるという。(CD約900枚に相当)
圧縮率(音質)はともかく、
収録曲数としては、
NWWの方が私の要求には応えているかもしれない。
私はもともと、ソニーのファンだ。
カセットのウォークマン時代から、
ソニーの音は気に入っている。
携帯オーディオプレーヤーに限ってだが、
他社の音はどうもうるさすぎて好きになれない。
とは言うものの、
実際には、ヘッドフォンをソニーすれば、
他社の携帯オーディオであっても、
私好みのソニーの音に変身するという強烈な事実が、
これまでの度重なるテストによって判明している。
音楽再生する本体は、
壊れやすいソニー製品にせず、
比較的壊れにくいシャープや松下などの携帯オーディオにして、
ヘッドフォンだけソニー製にするのが、
本当はベストな組み合わせなのだ。
今回、携帯HDDオーディオプレーヤーの購入にあたり、
東芝のgigabeat(ギガビート)も検討したが、
後発であるのとデザインが私好みでなかった。
とりあえず今回は安全パイとしてソニーのNWWにしておこう。
しかも、ソニーは国際企業とは言え、日本を代表する企業。
日本人としては、国産製品を買うべきなのだ。
そう、私は国粋主義者なのだ。
さて、このような理由から、
ソニーのネットワークウォークマンNW−HD3を購入した。
購入金額は4万円弱。
ソニーというブランド、
MP3にも対応している最新機種なので、
金額としてはこんなものだろう。
私のようにブランドにこだわらない方には、
他のメーカーでも良いかもしれない。
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今週、3日3晩かけて私の所有CDの転送作業を行った。
意外とPCへの録音スピードは速く、
1枚のCDからの録音に5分かかるかかからない位だろうか。
NWWへの転送もあっという間に終わる。
CDからの録音に専用のソフトを使う必要があるが、
使い勝手はそれほど悪くない。
私のお気に入りのCDからとりあえず100枚ほどを録音・転送。
さすがに100枚となると3日間の殆どを費やさざるを得なかった。
本来は、少しずつ時間をかけて録音していくものなのだろうが、
私はできるだけ早く、所有するCDを全て詰め込んで、
外に出歩くときでも私の部屋と同様の音楽環境を実現したかったのだ。
100枚のCDを録音・転送が終わった。
早速、再生して聴いてみた。
ところが、音質がすごく悪いのだ。
CDより10分の1に圧縮するMDより音が悪い。
奥行きが無いというか、つやが無いというか。
余りにもひどすぎる音質だ。
やはり、iPodにしておくべきだったか。。。
悔やみながら、NWWの説明書を読んでみる。
NWWの説明書はPDFファイルになっていて、
紙媒体ではないのがけち臭い。
数百円高くなってもいいから、説明書ぐらいつけろと言いたい。
説明書によると、
ATRAC3plusフォーマットでも、
圧縮のビットレートが 48kbps、64kbps、256kbpsの3種類あり、
標準で64kbpsとなっているという。
私はデフォルト設定のまま録音したので、64kbpsの音質だったが、
このビットレートでは私の耳を満足させることはできなかった。
なんだ、もっと高いビットレートにできるじゃないか!
256kbpsにして録音すれば、もっと良い音質になったはずだ。
なおiPodでは、さらに高いビットレートで、
192kbpsと320kbpsでの録音が可能だという。
こうなってくると、NWWであろうとiPodであろうと、
音質は単にビットレート数値だけでなく、
音の好みの問題ともなってくるだろう。
圧縮方式 ATRAC3plus と AAC、あるいはMP3、
それと再生機器の違いが影響してくるのだ。
さて問題は収録曲数だ。
ビットレートが高くなれば、当然保存できる収録曲数は少なくなる。
保存曲数 CD枚数(※1) 保存可能時間数(※2)
48kbps: 13,000曲 928枚 55,556分(926時間)
64kbps: 10,000曲 714枚 41,667分(694時間)
256bps: 2,500曲 178枚 10,417分(173時間)
(※1) CD1枚14曲と仮定
(※2) 20GBをビットレートで割って計算
つまり、ソニーのNWWで宣伝に使われていた
13,000曲(CD900枚)が保存可能
というのは、
圧縮率が高い(ビットレートが最低)、
つまり音質が最低の48kbpsの場合だったということになる。
おそらく私がある程度満足するであろう音質の256kbpsだと、
CDがわずか178枚分しか収録できない。
これは少ない。
最低でもこの倍は欲しい。
HDDの容量が倍の40GBモデルが必要になるが、
残念ながら、ソニーのNWWには、20GBまでしかない。
iPODで40GBモデルがあったが、
店頭で見たとき、かなり大きく重かった記憶がある。
軽量化、小型化は日本のメーカーの得意とするところ。
早急に40GBモデルを発売してもらいたいものだ。
さて、私としては、
今回3日3晩かけて苦労して録音・転送したが、
ビットレートを上げて、もう一度作業のやり直しだ。
今度ば、ビットレートが約4倍になるので、
録音、転送に少なくとも4倍は時間がかかるだろう。
12日間もかかるのか。。。
涙が出てきた。
また、曲数もすぐに上限に達するだろうから、
NWWに転送するCD、曲の選定を厳しくする必要がある。
パソコン側には256GBの大容量HDDを確保しているので、
とりあえず、CDからは全ての曲を録音しておこう。
そして、NWWには入るだけの曲を詰め込んでおいて、
40GBが発売された時点で、PCから全曲を再度転送すればいい。
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音質の話ばかりしてきたが、
携帯HDDオーディオプレーヤーは非常に便利な音楽ツールだ。
いちいちディスクの入れ替えをしなくて済むし、
自分のお気に入りのアルバム、曲を全て詰め込んで持ち歩ける。
これは従来の音楽メディアには不可能なことだ。
後は、その音質に満足できるかどうか。。。
CDより音質が落ちるのはやむを得ないが、
MDレベルには限りなく近づけることができるはず。
これは録音ビットレートの問題だ。
CD、MDの携帯プレーヤーを使っている方には、
携帯HDDオーディオプレーヤーへの移行をお薦めする。
あなたの音楽環境が一変するはずだ。
但し、パソコンを持っていなければ話にならないが。
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追記
先ほど、数枚のお気に入りCDを256kbpsで録音し、転送し、
聴いていみた。
はっきり言ってイイ!
MDよりも、いい音をしているのだ。
私の耳の錯覚だろうか?
まさか、MDよりいい音の訳が無い。
NWWの説明書によると
ATRAC3plus 64kbpsがCDの1/20の圧縮率
なのだそうだ。
とすると、256kbpsでは、CDの1/5の圧縮率
ということになる。
確か、MDの圧縮率がCDの1/10 だから、
単純に圧縮率から言えば、
ATRAC3plus 256kbpsの方が、
同じ圧縮技術を用いたMDよりも音質がいいことになる。
今まで100回以上MDで繰り返し聴いたお気に入りアルバムで、
聴き比べた結果なので、私の感覚の信頼性は高い。
また、圧縮率による音質の良さも数字で証明された。
収録できる曲数は、64kbpsに比べて1/4に減ってしまうが、
大好きな曲を聴くのなら256kbps以外ありえない。
64kbpsで満足している方も、
1度256kbpsで聴いてみるといいだろう。
もう、2度と64kbpsに戻れなくなるはずだ。
それぐらい、音質の差がはっきり現れている。
もはや別の音楽と言っていいくらいだ。
ソニー ネットワークウォークマン
http://www.jp.sonystyle.com/Qnavi/Main/QUN00000166_01.html
アップル iPod
http://www.apple.com/jp/ipod/
流 音弥
2005年3月2日
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テレビのニュースを見ていたら、この2月に
デジタル携帯音楽プレーヤーの1か月販売台数が、
初めて携帯MD(ミニディスク)プレーヤーを超えたという。
私のみならず、日本全体で、
携帯オーディオ機器の世代交代が急速に進んでいるようだ。
折りしも私がMDからNWWに乗り換えたこの1週間に、
どんぴしゃのタイミングのニュース。
偶然とは恐ろしい。
私はちょうど流行の先端ではなく、
流れの本流に乗っていたということなのだろう。
さて、先ほど4日4晩かけて、
本当につらかった作業だが、
私の大量のCD資産のうち、
ロック・ポップス系の洋楽・邦楽CDを
ようやく 録音・転送し終えた。
うれしいことに、
ビットレートが、64kbpsから256kbpsと4倍に増えたにも関わらず、
録音時間は、せいぜい1.5〜2倍で済んだ。
20GBのHDDに録音できたCDの枚数は約200枚。
256kbpsで収録できるCDは、確か178枚と説明書にあったので、
それよりも多い数字だ。
ただし、私の好きでない曲は録音しなかったので、
実質的には180枚程度のCD録音に相当する。
結局、説明書どおりのキャパシティだということが証明された。
問題は、
外で聞きたいCDがまだ大量にあることだ。
フュージョンとジャズ、あと最低500枚はある。
これらを全て収録するには、
80GBのHDDが必要だろう。
早く80GBのNWWを発売して欲しい。
もっとも、500枚のCDを録音するとなると、
今回かかった4日間の2.5倍、
つまり、10日間をさらに費やさなければならない。
ああ、気が遠くなってきた。
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流 音弥
2005年3月5日







