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本物のジャズミュージシャンが主演している
ジャズ映画の決定版
「ラウンド・ミッドナイト」 ・・・ ★★★★★
もしあなたがジャズファンを自称するならば、
見ていなければモグリと言われるほど、
ジャズファン必見のジャズ映画だ。
正真正銘の、ジャズ映画の決定版 。
ジャズをテーマに扱った映画はいくつかあるが、
ジャズの世界の妖しさ、退廃的なイメージを
リアルかつ魅力的に再現したという意味では、
まさに唯一のジャズ映画だと言えるのではないだろうか?
なんと、男性的なテナーサックス演奏で有名な、
デクスター・ゴードンがサックスプレーヤーとして主演している。
さらに、ハービー・ハンコックがピアニストとして共演。
過去に、これほど著名なジャズプレーヤーが映画に出演し、
しかも実際にライブ形式で演奏した例はほとんど無く、
まさに奇跡としか言いようが無い。
何と言っても本物の、しかも
非常に有名で人気のあるジャズプレーヤーが、
映画の中で実際に演奏しているのだ。
映画のストーリーの是非などどうでもいいとさえ思えてくる。
人気俳優が演奏のフリをして演じているジャズプレーヤーとは、
根本的に存在感が、迫力が違う。
ジャズプレーヤーの凄みは、
ジャズプレーヤーにしか出せないということが、
この映画を通じて理解できるだろう。
従って、
この映画は単なるジャズファンだけでなく、
サックスプレーヤー、
特にテナー・サックスプレーヤーの方にお薦めだ。
演奏シーンが映画中にふんだんにあり、
ジャズっぽい感じはどのように醸し出されるものなのか?
ジャズプレーヤー、サックスプレーヤーは
どのように振舞うものなのか?
非常に勉強に、参考になる。
私はこの10年間、この映画のビデオを、
テープが伸びるほど何度も繰り返し観た。
画質が落ちてきたので最近DVDを買いなおした。
それくらい観ても飽きが来ないのだから、
ジャズファンにとっては一生もんの映画だと思う。
私は下手ながらもサックスを演奏する。
演奏がうまく行かず落ち込んだときは、
いつも酒を飲みながら「ラウンド・ミッドナイト」を観たものだ。
この映画を観て技術的にうまくなる訳では無いが、
ジャズの素晴らしさを再認識するとともに、
よーし、練習するぞー!
という気になってくる。
監督:ベルトラン・タベルニエ
音楽:ハービー・ハンコック
(86年度アカデミー賞オリジナル作曲賞)
出演:デクスター・ゴードン(デイル役:サックスプレーヤー)
ハービー・ハンコック(エディ役:ピアニスト)
1986年制作
2005年2月6日 流 音弥
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