ジャズ初心者の為のお薦めアルバム
平原綾香(ひらはら・あやか。Vocal)


Jupiter (ジュピター) ・・・ ★★★★

これは、私が7年ぶりに買ったシングルだ。
お金がもったいないので、
シングルは滅多に買わない主義の私が、
わざわざCDショップに行って買った。
つまり、それだけ私が注目した曲だともいえる。

クラシックの組曲「惑星」(ホルスト。1874〜1934)
の第4曲「木星」をアレンジし、
歌詞をつけて歌われた「ジュピター」は、
11月の有線の問合せチャートで 第1位となった。
デビュー前の歌手としては小柳ゆき以来の快挙だという。
歌っている「平原綾香」の歌唱力もあるが、
音楽の時間などで、
誰でも1度は原曲を聴いたことがある親しみやすいメロディ
であることがヒットの最大要因だろう。
また、「ひとりじゃない 深い胸の奥でつながっている。。。」
という深遠な歌詞も根強い人気を支えている。

私がこの曲を知ったのは数日前のことだった。
たまたま、Yahoo!のニュースに掲載されたのを見て、
試聴して初めて知ったのだった。

実は私が初めて興味を持って聴いたクラシック曲こそ、
ホルストの「惑星」だった。
確か、小学校高学年の時だったと思う。
学校から家に帰って来たとき、
私の兄(3年上)が家のステレオにかけて聴いていた。
当時クラシックにはそれほど興味を持っていなかった私だが、
「惑星」が確かに雄大な宇宙を表現したものであることは、
一聴しただけで分かった。
私がSF小説やSF映画が大好きだったということもある。
最近は聴く事は殆ど無くなったが、
子供の頃は毎日のように聴いたことを覚えている。

そのような訳で、
今回の 平原綾香の「Jupiter」に心を惹きつけられたのは、
至極当然のことであったのかもしれない。

さて、平原綾香だが、
高音を多用する女性ヴォーカリストが多い中、
ややハスキーで深みのある中低音で歌うところが特徴。
それが、曲想、そして「木星」のイメージとマッチしたのが、
今回のヒットの原因の一つだ。
もしこの曲を、高音域中心の女性ヴォーカリストが歌えば、
曲の雰囲気は台無しになるだろう。

もし、彼女以外が歌うとしたら、
MISIAあたりが面白いかもしれない。

平原綾香のミュージックビデオ「Jupiter」は次のURLで
観ることができる。
http://www.barks.co.jp/LJ/WatchIt?medium_id=52027064

平原綾香 オフィシャルウェブサイト
http://www.ayaka-hirahara.com/

Yahoo! ミュージック - 平原綾香 - アーティスト情報
http://musicfinder.yahoo.co.jp/shop?d=p&cf=12&id=329515

 

収録曲:
1.
Jupiter
 (作詞:吉本由美  作曲:G.Holst  編曲:坂本昌之)
2.
蘇州夜曲
 (作詞:西條八十  作曲:服部良一  編曲:小林信吾)

例によって、シングルのカップリング曲は最悪である。
選曲者というかプロデューサーのセンスが疑われる。
聴かなければいいだけのことだが、残念だ。

ところで、平原綾香の家系を知り驚いた。
祖父・平原勉は日本ジャズ界の草分け的トランペット奏者であり、
父・平原まことは現役サックス奏者。
平原綾香自身、
洗足学園音大ジャズ科に在籍しサックスを学ぶ現役音大生
(現在1年)だ。
ジャズサックスプレーヤーとして開花する前に、
ヴォーカリストしてデビューしてしまったのは皮肉な話だが、
器楽的側面から考えると、
ヴォーカルはサックスと合い通じる部分が多い。
ヴォーカルに興味を持った理由もわかるような気がする。

平原綾香の初アルバム「ODYSSEY」は、
2004年2月18日に日韓同時発売される予定だ。
半分以上が自作詞曲で、アルトサックスの腕前も披露するという。

2004年1月25日 流 音弥

平原綾香 / Jupiter 【CD】 [MUCD 5046][MUCD-5046]
平原綾香 / Jupiter 【CD】 [MUCD 5046][MUCD-5046]

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